自励振動

帰り道、街灯が蛍光灯(かどうかは知らないが)が切れかけていてしぱしぱぱと瞬いていた。
入力が単調極まりない50Hz100Vのサイン波の電流でありながらこういう情緒のある振動現象を起こすのが面白いなあと思う。セミとか鈴虫がああやって鳴いているのにも数学的にはどこかしら似た仕組みがあるのだろう。僕が今こうやって歩行させている体も、そしてこういう思考の流れ自体もそんな振動のようなものなんだろう。無秩序から秩序が生まれ、単調なものが複雑な構造を生む。
という中身のない夢想をしていた。